4月に入ると山間部を除いて雪はすっかり融け、待ち望んだ山菜の季節が到来したわけですが、その中でも特に早春の味覚といえば何を思い浮かべるでしょうか?
やはり代表的なもので言うならば誰しも思い浮かぶ「フキノトウ」でしょうかね。
その他に雪融け間もなくして、土から現れる「根わさび」なんかも好きで以前は良く採りに行ったものだけど、昔ほど採れる量もかなり少なくなったせいか、最近は採りに行くこともすっかりなくなりましたよ。
これは何年も前に採った根わさびの写真があったので載せといたけど、このようにちょっと土を掘れば以前だいぶ採れたんだけどねぇ。
熱いご飯の上に擦りおろしたわさびを散らし醤油をかけて食べるのがなんて言ったて最高にうまい!イカ刺しの薬味にしても最高かな。
ああ、思い出しただけで食べたくなってきた・・・
庭の畑に植えてあるやつ一本引っこ抜いてこようか・・・
さて・・・
ちょっと前置きがやたら長くなりましたが、週末フキノトウら早春の味覚を探しに近くの森へとやってきました。
ここは平地にあるんで雪はすべて融けてなくなっていました。
おっ!
さっそくありましたよ。
フキノトウですね。
トウがまだ開いていないこのぐらいのが食べるのにちょうどいいですね。
フキノトウは山菜特有のクセが強いためそんなにたくさん食べることはなく一回分だけちょっとだけ味わえば十分満足なのです。
なので、この日は良さげな数株ほどを採っていくことにしました。
その他にこんなものも・・・
そう。
「クレソン」です。
クレソンといえばきれいな水場を好む植物なんで、まさに湧き水がこんこんと湧いているこの森が育つにいい環境なのでしょう。
まだ新芽なので先っぽの柔らかい部分だけハサミで丁寧にとります。
更にはやたらと細いけど、「行者ニンニク」も出ていました。
近いうちに採りに行くのでわざわざここでは採るのやめました。
その他にこの森では「ウド」の枯れ葉もたくさんあります。
時期になったら採りに来ようかな。
採ろうと思えばたくさん採れるんだけど、早春の味覚をちょっとだけ味わうのが目的だったんでこの程度の量で十分なのです。
さて、せっかく採ってきた山菜どんなふうにして食べようか。
まずフキノトウといえば天ぷらなんかがけっこう一般的と言えるのかもしれませんが、僕はやはりえぐみというかアクが強いのであまり好みません。
ましてや子供にとっては苦みは嫌がるし・・・
なので、だいたいいつもフキ味噌にして食べることが多いかな。
これならおかずにもぴったしだし、子供も好きなようなので・・・
作り方は簡単で、フライパンに油を引いて(僕はごま油も香り付けで少々入れるけど)、細かく刻んだフキノトウに味噌、酒、みりん、砂糖で味を調えながら炒める感覚かな。
あと、僕オリジナルかもしれないけど、この他に擦りごまを加えると苦さも気にならず子供が好きな味に仕上がりました。
ちなみに僕はえぐみを取るためにさっと下茹でしてから刻みますが、苦さを好む人は生の状態で炒めたりするようです。
一方、クレソンはオーソドックスにサラダにして食べます。
ドレッシングをかけるだけでもいいけど、去年自分で作ったベーコンがまだあるんでカリカリに焼いたものを上からかけて食べることにしました。
クレソンとベーコン。
ベーコンの程よい塩味がクレソンと相まって美味しく頂けました。
この組み合わせって結構合うもだなぁとこの時思いました。
ということで、今回は早春の味覚を採ってきて味わったお話でありました。
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