天気予報どおり羅臼滞在3日目の夕方からは徐々に崩れ出し4日目は1日中雨降りとなりました。
しかしながら、ただの雨降りではなく警報が出るほどの大雨となり、管理人さんが心配し早朝から巡回していたほどでした。
これまでの3日間は晴天に恵まれていたので息子や娘はちょっと浮かない様子。
しかも、大雨のせいでテントから一歩でも出るとずぶ濡れになってしまう始末。
雨降りはやはり嫌なものでありますが、羅臼での生活においてこうした雨降りにあたることは当然心得ていたため、事前の雨対策はほぼ万全でありました。
おかげでテントの雨漏りは一切なく幾分は快適でありましたね。(湿気はかなりあったけど。)
また、サイトに雨水がたまらないよう水路を作り、外に逃がすようにしといたのも大正解でした。
こうした知恵をくれたのは、僕らと同様、キャンプ場に滞在中の空知からきているAさんでありとても助かりました。
おまけにスコップまでお借りして、ありがとうございました。
さて、この日は、ずっとテントにいてもしょうがないので、たまっていた衣類を洗濯するため町に下りることにしました。
そして、洗濯と乾燥合わせて1時間半ほどの待ち時間があるので、その間は図書館で読書することにしました。
これはこれでとても有意義な時間でありましたね。
ところで、1日中降った大雨は翌朝方まで降り続き、取って代わったかのように今度は風がだんだんと強くなってきました。(朝4時ぐらいからだったかな?)
ただ風が強くなってきたとはいえ、警報級の大雨に比べれば何てことないと思っていたので、翌朝、雨が止み虹が出たときなんかはようやく晴れて良かったなぁなんて喜んでおりました。
ところが・・・
峠の方に大きく見慣れない雲の塊が発生していたのでかなり嫌な予感がしました。
すると・・・
予感が的中。
このあたりからただの強風から突風へと変貌しキャンプ場を襲いだしました。
これが「羅臼おろし」というものでした。
また、体験した人だけしかわからないと思うけど、はるか峠の方から滝のような轟音がだんだんと近づき、到達したときにはキャンプ場内を反時計回りで巻くように風が抜けていく感じでしょうか。
さすがに今までにあまり体験したことのないような尋常じゃない風だったので、ちょっとした恐怖体験でもありましたね。
そこでせっかく新調したタープが風で崩壊しないよう外に出て支柱を支えることにしました。
ただ、あまりの強風で体が持ってかれそうで支えるのがしんどかった・・・
9時ごろにはようやく風もおさまり、いつもどおりの穏やかなキャンプ場に戻りました。
とりあえず安心しました。
と、今回は大雨と大風を耐え抜いたお話でありました。