だいぶ昔のことですが、羅臼近くの海でボートを出した時に岸から数百メートルしか離れていないのにカレイが夢のように釣れた経験があります。
その時の写真がこれ↓なんですが、
あれからだいぶ年数が経ちますが、ボートでひと漕ぎすればまた夢のような釣りができるだろうと勝手な想像を膨らませ今回は車にボートを積んできました。(函館の知り合いのKさんから今年もらった手漕ぎボートだったら荷台に乗せてもあまりかさばらないので)
そんな話をキャンプ場で滞在中の山形から来ているAさんに話をしていたら、持参したカヤックに一緒に乗ってやらんかとお誘いを受けたので、お言葉に甘えて滞在7日目の早朝に近くの海でカヤックフィッシングをおこないました。
さて、カヤックフィッシングするとしてもどこから降ろそうかと海岸を物色していたら、たまたま出しやすそうな斜路があったので、この斜路の所有者と思われる漁師さんにお断りして出させてもらうことができました。
その時の漁師さんとのやり取りはこんな感じ。
僕ら「(恐る恐る)あの~。ここからカヤック出させてもらえたらありがたいのですが・・・」
漁師「あ~いいよ~。あと○分後に昆布漁で船出すからその前後だったらいいぞ~」
僕ら「ほ、ほんとですか~!?いや~ホント助かりますよ~。」
漁師「ところでお宅ら何釣ろうとしているんだぁ~?」
僕ら「あ・・・いや。カレイでも釣ろうかなと・・・」
漁師「(甲高い声で)カレイ???あったら釣るためにわざわざこんなとこまで来たのかー?」
僕ら「あ・・・はい。何せ札幌近辺ではあまりこの時期釣れないもんなので・・・」
漁師「そうかい。カレイだったらすぐそこでウジャウジャ腐るほどいるぞー。やってみ~」
僕ら「そんなに釣れるんですかぁ~?んじゃ、もし釣れたらなんぼかおすそ分けしますねー」
漁師「(即答で)いらね~~~~って!そったら!」
とまあ、こんな会話を交わしているうちにもう頭の中では二人ともカレイの「大漁」の2文字だけがちらついておりましたよ。
「ウジャウジャ腐るほど」と言われたら無理もないか。
初めてのカヤックでなんだか子供のようにワクワクしながらいざ沖を目指します!
パドルの扱いは最初戸惑いは若干ありましたが、すぐに慣れましたよ。
したら、進む!進む!
今までは手漕ぎボートでしか経験なかったので、こんなスピードが速いのはかなりの驚きでありました。
カヤック最高です。欲しくなった。
さて、岸から数百メートル付近まで来たのでここで竿を出してみます。
よ~し。夢のようなカレイ釣りが始まりだ~
したら、入れた直後に大きな当たりが!
当たりからしてカレイではないのはだいたい想像つきましたが、けっこう重い。何だろ?
そんで、上がってきたのがこれ。
大きなギスカジカ・・・
第1投でギスかよ~?
何だか今後を左右するいや~な予感が・・・
ズバリ的中してしまいました。
入れるたびにギスばっかり。
海に出る前に漁師が言っていた「ウジャウジャいるぞー」を信じていたのに・・・
結局カレイは1枚も釣れないまま風が出てきたので終了することにしました。
別に漁師のおじさんはウソをついていたわけではなく、ここはホントであればカレイがたくさん釣れる場所なんだと思います。
ただ、おそらくそれはだいぶ以前の話であり、最近の海は水温の関係かどうか分かりませんが、どうやらかつていた場所にはもういなくなってきているのが現状なんだと思います。
それでもやはりリベンジしたいですね。
機会あれば来年こそ!
さて、カレイが1枚も釣れなかったので気を取りなおして確実に釣れるであろうガヤを釣りにまたいつもの港へと移動しました。(Aさんとはいったん別れて単独で行きました。)
やっぱり、君だけは裏切らないね~
カレイの空揚げが食べたかったけど、これだけあればガヤの空揚げできそうだ~
これはこれで楽しみですね~