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ホントこんなことあっていいの?貸し切りのクルーザーに乗って念願のオオワシとオジロワシを見に!

 前回は羅臼初日の晩に地元漁師のYさんのお宅で楽しいひと時を過ごさせて頂いた話をしました。

さて今回は旅の一番の目的でもあるクルーザーからのバードウォッチングの話をしたいと思います。

乗船予定のクルーザーは夜明け前の出船ということなので4時半過ぎに起床しました。

そもそもなんでこんなに朝早くから乗船するのかというと、実は夜明け前に出航しロシアとの国境近くにある流氷帯で国後島から昇る朝陽を待ち構える予定(想像しただけで絶景だろう)だったからでありますが、結論から言うと残念ながらこの日の朝はうす曇りで国後島はおろか朝陽さえも見ることができませんでした。

それでも、今回期待どおりオオワシオジロワシの群れを見ることができてとても十分満足のいくものでした。

 

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我々が乗船したクルーザーはYさんの友人(昔の漁師仲間らしい)が営んでいる観光船なのですが、今回Yさんのご好意により我々家族のために手配してくれました。

もちろん、船にはYさんもご一緒です。

ちなみにクルーザーの料金は支払いしましたが、他の観光船に比べてあり得ないくらいの格安で乗船させていただいたうえにお客と言えば我々家族だけだったのでまさに貸し切りでした。

ホントにこんなことがあっていいのかと恐縮してしまいます。

 

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さて、まだまだ羅臼の町が寝静まった夜明け前ひっそりと港を出港しました。

 

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根室海峡の流氷はとても風向きに左右されやすいらしく日によってある場所が異なるようです。

この日はロシアとの国境ギリギリの日本側にあるようでした。

数日前に流氷がすべて国後島に接岸してたのを考えるとラッキーでした!

もうすでに他の観光船が流氷帯で停泊しているのが見えますね。

 

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ようやく流氷帯に到着しました。

 

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静かに流氷の中に入っていきます。

 

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既に停泊していた船を見てみるとバードウォッチャーがたくさんいますね。

そして見渡す限りではオオワシが7割オジロワシが3割といった感じでオオワシが多いようです。

 

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これらの魚で鳥をおびき寄せます。

見たところスケソウにカレイに・・・

みんな普通に美味しく食べれるもんですよね。

ウグイとかならまだしも、なんだかもったいない気がしました。

 

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船員のお兄ちゃんが流氷の上にうまく乗っかるように器用に投げていきます。

これを面白そうに見ていた息子も投げたいと言い出したので一緒に投げさせてもらいました。

 

さて、やはり魚を放り投げると始めは鳥たちも警戒していたようですが次第に慣れだしたのか近くに寄るようになりました。

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実は初めて見たオオワシ

この険しい顔がやたらと格好いい!

 

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そしてこれがオジロワシ

鳥ってみんな同じ顔しているもんだと思いっていたけど、よく見るとみんな違う顔しているんだね。

ちなみについ先日糠平に行った時は1羽、2羽程度見ただけでとても感動していた訳だけど、ここでは数えきれないほどいるのでさすが知床って感じですよ。

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始めのうちは曇っていたんだけど日が高くなるについてて晴れてきました。

朝陽が反射していい感じです。

 

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ここに来る前、流氷の上をワシたちは飛び回っているもんだと思いっていたけど、実際はそうでなく氷の上でたたずむことが多かった。

それでも数少ないオオワシの飛ぶシーンをカメラに収めることができました。

これはまたとないシャッターチャンス!

 

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シャッター速度を速くすればよかった・・・

 

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 着地!

 

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 オジロワシも好きだけどオオワシもいいね~

 

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さて、1時間半ほどバードウォッチングを楽しんだ後、そろそろ港に戻るようです。

もう十分すぎるくらい楽しませてもらったのでもう満足です。

 

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楽しかったよ~

ありがとう!

 

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子供らもこんなに見ごたえのあるバードウォッチングに大満足の様子!

 

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余った魚がお目当てのようでカモメらが船を追いかけてきました。

 

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これはこれで面白かった!

もちろんこのカモメの大群に子供らは大はしゃぎって感じ。 

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港に着くとそこは流氷のあった沖合とはうって変わりかなり吹雪いていました。

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朝の2時間があっという間に過ぎホントに楽しいクルージングでありました。

これも我々のために手配して頂いたYさんとサービス精神旺盛なクルーザーの船長をはじめとする船員の皆様のおかげであります。

 

本当にありがとうございました。

 

次回は羅臼を離れ野付半島で野生のシカの群れを見た話でもしようかなと思います。

 

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