恵山温泉旅館に到着する前、せっかく恵山の間近まで来たのでこの山を登ってきました。
この恵山に登るには標高約600メートルのうちだいたい半分の標高300メートルぐらいまで車でいくことができ、そこから大人の足で1時間ほどで登れる手軽な山なので今回は4歳の娘も含めたみんなで登ることにしました。
だいたい2時ぐらいから登り始めて往復2時間半ほどだったので、みんな特に疲れもなくちょうどよい山登りでありました。
今回の恵山登山の収穫といえば、何といっても4歳の娘が短い距離とはいえ初めて山を登り切ったことでした。(大雪高原沼めぐりでさえ緑沼までしかいけなかったのでかなりの進歩だと思う。)
この登山を機に今年はもう無理ですが、来年からは本格的に娘も色々な山を登りに連れていってやりたいとそんな風に感じました。
それと、この恵山は登山としての手軽さも魅力でありましたが、それ以上に山からの海の眺めなどが忘れられないほど素晴らしく魅力的でありました。
ということで、前置きがやたら長くなりましたが、今回はそんな恵山の登山記について書いていこうと思います。
恵山登山の出発点であるこの火口原駐車場は標高300メートルほどあり、ここから頂上までは標高差300メートルほどで距離2.9キロほどであります。(ちなみに今回宿泊した恵山温泉旅館は海岸からこの駐車場までの道の途中にあるのです。)
一見すると目の前に見える山の一番高そうなところが恵山の頂上かと思っていたのですが、実際には回り込んでもっと奥側に頂上があることが登っていて分かりました。(実際に頂上からは駐車場が見えなかったので)
時間がもう2時を回っていたため登山客は僕らのほかに外人の男女1組だけでした。
さて、日が暮れる前にさっと行ってきます。
始めの数百メートルはこんな感じの平坦な舗装路を歩いていきます。
登山しないで観光だけが目的の人はこのあたりを歩いてもとに戻るのが多いようです。
左手に海向山を眺めながら歩いてきます。
紅葉の時期はもっと素晴らしいようですがあいにく紅葉は1週間前がピークだったようです。
それでも何とも眺めが良いのだろうと思いながら歩いておりましたね。
舗装路からいよいよ頂上に向けて登山道を登っていきます。
恵山という山、最初から最後まで森林など視界を遮るものが一切ないので景色をずっと楽しむことができるのがありがたいものです。
高度を上げていくと眼下に海を見渡すことができました。
写真は函館方向の津軽海峡を撮ったものですが、この時間帯どうしても逆行となってしまいます。
また、恵山は活火山なので所々煙が立ち上ぼり硫黄の臭いがすごかったです。
しだいに頂上に近づいてきました。
息子はまったく問題ないけど、さすがにこのあたりまで来ると娘は疲れだしてきておんぶして手伝ったりしました。
1時間半ほどで頂上付近まで到達しました。
このあたりはそれまでの急坂から一変して広い大地といった感じだったのでちょっと意外でしたね。
ちなみに登山道は一番奥の鳥居の方へ続いていたので、きっとあれが恵山の頂上だと思っていたのですが、実はこの道の途中、若干それたところに本当の恵山の頂上があったようです。
どうやら息子が走っていくのに気を取られて見過ごしたようでした。
まあ、山頂の標識を見ることができなかったけど、差は数メートル程度なので登頂したことにしておきます。
海原を背に山頂にて兄弟のツーショット。
子供二人そろって山を登り切るのは何せ初めてなので記念すべき登山でありました。
頂上からの景色はもちろん最高でありました。
頂上で20分ほど休憩したら登ってきたのと同じ道を下っていきます。
下りは登りと違ってかなり余裕が出たのか始終ふたりで歌を歌いながら歩いてました。
途中1度だけ休憩しました。
駐車場に到着する頃にはもうだいぶ日が傾いてきました。
往復だいたい2時間半の登山でありましたが、割と簡単に登れてしかも眺めがとても良かったでなかなか素晴らしい山でありました。
この登山の後は、前回の記事でも書いたとおり恵山温泉旅館へ直行して温泉と食事を堪能しました。