だいぶ前から行ってみたいと思っていた道南の恵山温泉旅館へついに行ってきました!
実はこの温泉にはちょっとした個人的な思い入れがありまして・・・
もう10年近くも前にもなるけど、今は亡き父が生前に東京から北海道に登山しきた最後の宿泊地がこの恵山温泉旅館だったそうで、当時しきりには「あの温泉は良かった!」などと連発していたのを今でも覚えていたので、いつか必ず家族みんなで行こうと思っていました。
ということで、ちょうど10月は息子の誕生日ということもあり、お祝いも兼ねて恵山温泉旅館に泊まる道南の旅へ行くことにしました。
ただ、途中大沼公園に立ち寄ったとはいえ、往復650キロはさすがに疲れましたね。
ここが今回のお目当てである恵山温泉旅館であります。
創業から80年ほど経っているため外見はだいぶ古めかしいですが、今回の旅ではここの良質な温泉と評判の海の幸料理を楽しめればそんなことは全く気になりません。
旅館は恵山の登山口へと続く道路の途中に位置しており、敷地からは眼下に津軽海峡を眺めることができます。
さっそく温泉に浸かることにします。
実は旅館に到着する前、恵山を登って汗をかいたので一刻もはやく温泉に入りたかったのでした。
ここの温泉の特徴といえば、10円玉の色が変わってしまうほど(試してはいないけど)とにかく酸性が濃く、内湯しかないのにもかかわらずお湯の量が贅沢に絶えずドバドバとかけ流されていることだと思います。
それと、付け加えて言うのであれば、恵山の中腹から湧き出た50数度の源泉が数キロも管を通ることで、旅館の湯船に到達するときには40度弱の適温になっており、いつまでも長く温泉に浸かっていられるのが何といってもありがたいのです。
ということで、こんな条件の整った温泉はそうそうないと思うほど満足させてくれましたね。
半端ない湯量を動画にしてみました。
温泉も最高でありますが、じつはここの料理も最高でした。
これは夕食ですが、肉一切なしのすべて海の幸尽くしといった感じです。
ちなみに、このほかに魚介類がたくさん入った寄せ鍋とぶりの照り焼きもあり、とにかくこれでもか!というほどのボリュームでしたね。
温泉も最高の料理も最高で1万円切るのだから、なんともうれしい限りでありました。
一人前でこの量の刺身!
ソイ、ヒラメ、ブリにしめ鯖と鮮度が最高でしたね。
これは、ソイの煮つけですがもちろん一人1匹です。
朝食のメインはやっぱり朝イカですね。
ご主人の話では、この日の朝獲れたイカを生きたまま持って帰ってきて食べる直前におろしたのだとか。
なので、イカの身は透明感がありピンと張った状態で出てきました。
正直、こんなうまいイカ刺しは何年か前にイカ釣りに出かけて船の上で食べたのと同じぐらいのように感じられました。
今回この恵山温泉旅館に宿泊してみた感想として・・・
温泉、料理ともにこの上なく満足のいくものでありました。
ぜひこの旅館へは毎年1回は必ず来てみたいです。(往復650キロはきついけど)