前回までの記事はこちら
オショロコマを釣った後は、汗を流しに相泊温泉に行くことにしました。
知床で好きな風呂といえばまず熊の湯が1番ですが、続いて2番目に好きなのがこの相泊温泉です。
ここの風呂の特徴といえば、山の中の熊の湯とは対照的に海岸に湧き出た温泉であり、波の高い時などは温泉が水没するほど間近にあるのです。
もちろん熊の湯と同様に無料の温泉であり、長期滞在者の我々にとってはとてもありがたいことです。
しかし、羅臼から距離が20キロほどもあるので、気軽にとはどうしてもいかなく今回の旅では2回だけの入浴となりました。
相泊温泉は、ベニヤ板などで簡易的につくられた小屋の中にあり、冬期間はそれらを全て撤去して温泉自体閉鎖するようです。
源泉は浴槽の底からこんこんと湧き出ており、ちょっと熱めなので沢水で少し割って入るとちょうどいいです。
ちなみに食塩泉なので体が芯まであったまります。
温泉のすぐ向かいには根室海峡がせまっており、天気が良ければもちろん国後が見えます。
知床岬方向を見渡すと近くに相泊漁港が見えます。
この日の晩はこの相泊漁港で夜釣りでエゾメバルを釣ろうと思っておりましたが、仕掛けなどをセットして釣り始めから10分経たないうちに息子が眠いと言い出したので、1匹も釣らずしてその時点で終了することにしました。
やはり子供との夜釣りは眠さとの戦いになってしまうので、まだ小さいうちは早いのではないかと思いました。
相泊から先は道がもうないので、知床岬へ向かうごく一部の人たちはここから1日ないし2日かけて海岸伝いに歩くことになります。
いつかはきっと重装備を携えて岬まで行ってみたいと思います。
夜釣りの準備しているときにキタキツネが近くに寄ってきて、おとなしく座り込んでいました。
最後に・・・
温泉に行ったついでに寄ったところ1つ、相泊温泉の手前にあるセセキノ滝です。
相泊温泉横の昆布番屋での昆布干し風景です。
羅臼昆布は、出汁昆布として使うととてもおいしいので、直売所でたくさん買い込んできました。