知床での滞在も8日目にしていよいよ最終日を迎えました。
この間はガヤやオショロコマなどの釣りや温泉に入ったりととても充実した日々を過ごしておりました。
しかしながら、どうしても今年の知床滞在中に成し遂げたいことがあったのでした。
それは、カラフトマスを1本だけでも釣りあげるということでした。
実は最終日までの数日間、羅臼側の何か所かのポイントでカラフトマス釣りのために竿を出していたのだけど、全く魚信もなければ釣果も当然なかったためこれまでの記事には書いていませんでした。
最後の望みとして、釣り場での情報収集からカラフトマスが割かし上がっている相泊からさらに奥にある河口に行ってみることにしました。
相泊から先には車道はなく実質ここが知床最果ての地となります。
そして、ここから知床岬方面へ向かうには徒歩で進むしかなくすべてにおいて自己責任となります。
ちなみに知床岬への往復には重装備で2泊3日程度かかるそうです。
いつか行ってみたいものです。
相泊を出てからはしばらく昆布番屋の前を通って行くことになります。
もっと険しい世界が広がっていると思ったら割と安全な道で安心しました。(ただヒグマへは最大限の注意が必要です。)
ちなみに初めてのところで結構不安もあったので、となりのテントに泊まっている東京のFさんをお誘いしての釣行となりました。
数十分歩いてポイントに到着しました。
確かに川も流れているし、釣り人も10人ほどすでに竿を出していました。
この時、まだ5時前でしたがおそらく彼らは4時ごろから釣っているのでしょう。
はるか向こうは断崖が続いており、秘境感たっぷりでした!
釣れる釣れない関係なく、何といってもこういうロケーションが最高に思えましたね。
浮きとスプーンとタコベイトの仕掛けをロッドに付けて歩いてきたので、到着後さっそく起きに向けてキャストしました。
そしたら、第1投でなんと・・・
僕にとっては運がいいとしか思えないけど、人生初でしかも雌のカラフトマスを釣りあげました!
しかもサイズはほぼ50センチあり満足のいく大きさでした。
それにしても、釣りあげるまでの間、マスはひどく暴れまくるのでバラさないように慎重に岸に寄せました。
今までの釣りでは経験したことのない強烈な引きがとても印象的でした。
人生初でカラフトマスを釣ったんでとりあえず記念写真をとっておきました。
ちなみにこの後、7時前頃まで竿を出していましたが、まったく釣れませんでした。
ホントに不思議なもんです。
というのも第1投で釣れた後は、全くもって魚信もないわけなので・・・
何といっても鮮度が大事なので野営場に戻ったらすぐに下処理をしました。
子供らはとても珍しい様子で眺めていました。
なにせ僕が今までに釣った魚で一番大きかったので。
腹を開いたら卵がびっしりでした!
この瞬間はけっこう感動しました。
ひと腹でこれだけの卵が入っていれば十分満足ですね。
さっそく、醤油と酒をだいたい半々ぐらいにしたものに取り出した卵を浸けます。
醤油漬けしてちょうど1日たったらちょうどいい味になっており、家に帰ってきた翌朝、炊き立てのご飯にたっぷり乗せて食べました。
いうまでもなく、最高にうまかったです。
家族4人でこの朝飯ですべての筋子を食べ切ってしましましたが、これでいいんです。
やっぱり食べたいときに一気に食べたほうが満足感は高いと思うので。