羅臼滞在半ばにしてだいぶ着終わった衣類がたまってきたので、町中のコインランドリーで洗濯に出かけました。
僕たちのように滞在期間が長くても町まで下りればこうして洗濯もできるのでとてもありがたいことです。
時間にして洗濯に約30分、乾燥機にかけてだいたい1時間ほどで仕上がります。
洗濯の間は時間をつぶすために羅臼の隣町にあるホーマックニコット(ホーマックの縮小版の店)にちょっとした買い物に出かけました。
これといって買うものがあったわけではないけど、今後のために品揃えなんかを一度確認したかったのです。
さすがに、ホーマックの縮小版ということなので普通のホーマックに比べたら店舗スペースが小さいのは当然ですが、生活に必要な最低限の品揃えがあり、しかも価格も通常のホーマックと同じだったので、なかなか使える店だと思いました。
これなら万が一カセットコンロや木炭など消耗品を切らしたとしても安心です。
実は、ホーマックにたどり着くまでは、不完全な案内看板のせいで迷って街のはずれ(山の方)まで来てしまいました。
そこで目にしたものは・・・
道路のほぼ中央に黒い物体が・・・それはまさしくヒグマの糞でした。(すぐ近くにもほかの糞があった)
民家が割と近いところにも熊が下りてきていることがこれで分かりました。
見た感じ糞をしてからそんな時間が経っていないようでした。
糞の中身を見れば普段熊が何を食べているのかが分かるそうですが、繊維質なものがたくさん入っていることから、どうやらこの時期はフキを主食としているそうです。(このあと、羅臼ビジターセンターに行ってスタッフの方に写真を見せたらそう教えてくれました。)
ほかの場所ですが、熊がフキを捕食した痕跡も発見しました。
熊はフキを食いちぎって食べるためフキの断面をみれば熊によるものだと分かるそうです。(これもビジターセンターのスタッフ談)
ヒグマの糞のすぐ近くでしたが、今度はキツネが日向ぼっこしているのか、僕のことを全く警戒するそぶりもなくうたた寝してるようでした。
道路の真ん中に糞をするヒグマといい、まったりしたキツネといいここの動物はなんてマイペースなのだろうかと思いましたね。
ちょうど期間限定でヒグマ展がやっていました。
糞などヒグマの痕跡を見た後なので、かなり興味深く展示を見ました。
真剣に一通り見ましたがけっこうためになりました。
あと、ヒグマの糞が展示されていましたが、少し前に発見した糞と特徴が同じでした。