車中泊で十分な睡眠をとった翌朝、ほぼ6時ちょうどに富良野岳の山頂をめざし出発しました。
さすがに人気の山だけあって登山口の駐車場はこの時点で満車であります。
早朝の時点では快晴でした。
標高差は1000メートルないくらいですが、登山ルートが迂回した感じなので結構距離はあるんですね。
初めから上ホロカメットクの山並みの絶景が続きます。
冒頭にも書いたとおり、この富良野岳は道内でも人気の高い山なので登山客で渋滞することもしばしばでした。
息子はもうだいぶ山になれてきた感があります。
富良野岳をバックに一枚。
背後には十勝岳が良く見えました。
休憩をこまめにしながらひたすら頂上を目指します。
富良野岳稜線分岐あたりからガスってきました。
が・・・
富良野岳稜線分岐を過ぎたあたりから頂上付近まではお花畑が続きます。
一面を覆いつくしたお花畑の正体は、チングルマやハクサンイチゲの花々でありました。
チングルマはもともと良く知っていた高山植物でしたが、ハクサンイチゲについては他の登山客から教わりました。
とても人気高い花のようで、たしかに一面白い花で覆いつくしている様子は圧巻でありました。
そのほかにも「エゾコザクラ」や・・・
登山道から見える範囲としては、数はそれほど多くなかったけど「コマクサ」も咲いていました。
それら以外にも多種多様な高山植物が咲き誇っており、見ていて飽きなかったです。
実は今まで山の景色重視であまり高山植物にはそれほど関心はなかったんですが、さすがに今回は感動してしまいました。
高山植物もいいもんですね。
お花畑を見ながら歩いていたら、あっという間に頂上が近づいてきました。
もう少し!
ガンバレ!
登りは初めて4時間ジャスト。
富良野岳の登頂を果たしました。
ちなみに天気が良ければここから十勝連峰の絶景が見れるわけですが、ガスっておりちょっと残念でした。
下る途中多少でしたが十勝連峰の山並みを見ることができました。
息子は全く疲れを見せず休憩なしで下っていきます。
たいしたもんだ。
往復7時間の登山が無事に終わりました。
連続7時間の登山は去年の羊蹄山と同じぐらいですが、あまり疲れを感じないくらい元気でした。
1年でだいぶ成長したような気がします。
とにかくお疲れさん。
帰りがけ一刻もはやく汗を流したく吹上温泉でひとっ風呂入っていきました。
登山の後の温泉は格別でありますね。
腹の減り具合が限界でありましたので、上富良野のコンビニでがっつりいただきました。
今回の富良野岳登山を総括すると、途中から天気が悪くなってきて十勝連峰の絶景をおがむことが出来ず残念でしたが、多種多様の高山植物がそれを帳消しにしてくれるくらい素晴らしかったのでとても良き思い出の登山となりました。
また、山を登り切った息子は、また一歩成長した感じがしました。