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5回目の十勝三段山で経験したことのない絶景に出会った!

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僕が北海道に移り住んで以来、これまで心に深く残る絶景の数々に出会ってきた。


羊蹄山頂きからのご来光


知床羅臼の流氷…


そして今回、それらの絶景を上回るものに出会った。


それは、


十勝連峰に位置する三段山からの景色


である。


かれこれこの山を登るのは夏も含めると今回が5回目となるが、今まで天候悪化による登頂断念であったリ、登頂はしたがガスがかって景色が見れなかったなど決して満足のいくものではなかった。


だが、ようやく今回念願が叶ったのだ。



それでは、前置きはこのぐらいにしてさっそく今回の登山を振り返ってみようと思う。




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出発地点は今まで何度も紹介している白銀荘


言わば三段山のベース基地と言ったようなところである。


実は今回この地を訪れたのは三段山自体が目的ではなく、温泉プールがあることから家族みんなが大好きなこの宿に泊まることであったので、もし時間と気象条件が合えば登ろうかな?といった程度の気持ちだった。



14時前だったか。

到着した時は山の方を見上げたところ、残念ながら山の途中からガスがかって頂上は全く見えなかったのである。

なので、山は諦めこの日は温泉三昧かなと思っていたところ、一組のスキーヤーが下って来たので上の様子を聞いてみることにした。


そしたら…


ガスがかっているのは途中まででそこから上はピーカンであるとのこと。


そう聞いたらテンションが一気に上がり、ものの数分で身仕度を完了した。


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さて、出発だ!


はるか先は何も見えないがスキーヤーの言うことを信じて進むのみといったところ。



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ところが、スマホのGPS(ジオグラフィカ)によるとだいぶ登ってきたにもかかわらずなかなかガスが切れない…

そこで、下りのスキーヤーに再び出会い、様子を聞いたところどんどんガスが上に上がって来ているとの情報。

それでも、頂上付近はピーカンとのことなので、期待しさらに高度を上げていくことにした。



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実はこの昼、富良野でラーメン食べたせいかやたらと喉が渇いていた。

更にはほぼノンストップで登っていたため汗だくとなり小まめな水分補給を必要とした。


なので、ハイドレーションシステムなんていう洒落たモノなんてあるわけないので、木にへばり付いた氷や新雪を口にくわえたりして水分補給が効率的にできた。

これならザックのペットボトルをいちいち出さなくて済んだのでかえって良かった!

しかも、当然ながらクリアーな水で最高にうまかったのである。



そして、ようやく…




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それまで完全に視界を遮っていたガスを抜け、いよいよ三段山の頂上が見えてきた。

目標地点が見えるのと見えないのでは大違いである。

このあたりからテンションが上がってきた!




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今まで通ってきたガス地帯は雲海として見られた。



先行者の言うようにガスが頂上方向に上がってきているので、ここからは休憩なく一気に登って行った。



14:00登山開始から約2時間半。





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三段山頂上に到着!



ことこの三段山に関しては、登山中は稜線に隠れて十勝連峰が僅かにしか見れないのだが、実は頂上に降り立った者だけがとんでもない絶景を目にすることができるのである。



以下は頂上からの絶景の数々。



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まずは十勝連峰の主峰。


十勝岳


前十勝の噴煙が若干遮るようになってしまったの残念ではあるが、やはり名峰だけに堂々と佇んでいる容姿には見入ってしまう。



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そして、上ホロカメットク山


三段山から最も間近に見えるこの山、とても荒々しくカッコいい山の一つといえるだろう。



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そして、山頂からの一番の絶景と感じられたのがこの山。


富良野



山もさることながら一面に広がる雲海と夕日がアクセントとなり、僕はこの景色にただただ感動するばかりであった。


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そして、眼下に広がる雲海!


あるところでは、お金を払って雲海を望める所もあるらしいが、何と言っても自分の力で辿り着き、ごく限られた者だけが享受できる景色こそが価値のあるものだと思っている。



そういう意味においても登山はやめられないのである。



今回、カメラの機材も腕も決していいわけではないので写真の良し悪しについて語るつもりはないが、この絶景を目に焼き付けることができただけで十分ラッキーだったと言える。



さて…


山頂での景色に十分堪能したあとは一気に滑り降りることにする。



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滑走地点までは細い稜線をしばらく歩くことに。



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それまで履いていたスノーシューからボードにチェンジ。


眼下の雲に向かって滑降するのは初めて。


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ただ、あいにく数日前に降った大雨の影響か、それまで積もっていた雪が大きく沈みハイマツらが顔を出すほど雪面のコンディションは決して良いものでなかった。





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途中、前十勝の岩肌に夕日が照らされてとてもきれいだった。



登り2時間半に対して下りはものの数分とあっけないものであったが…



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無事白銀荘に到着!




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そしたら何とまあ。


子供らが広場で雪遊びしているではないか?


それまでの道中孤独であったが、子供に迎えられ何だか温かみを強く感じられた。



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その後は、もちろん温泉へ!


子供らとプールで戯れ一日の良い締めとなった。




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そして、晩のメニューは久しぶりにカレーにした。

子ども用の甘口は好みでないので、大人用に辛口も作ることに。



食事を終え再び温泉に入る予定だったが、体が疲れ切っていたせいでそのまま寝てしまった。





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そして翌日は、10年ぶりとなる冬の旭岳でボード三昧したのであった。