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決定的な違いはこれだ!ニラとスイセンの見分け方を徹底検証してみた!

とある日のこと・・・。

 

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庭の端っこに適当に植えてあるニラでも収穫しようかなと近づいたところ、何とそこに毒草として名の通っているスイセンが混在して生えていたのでした。

 

そう。互いがとても似ているため最近の食中毒にかかる事例としても数多く取り上げられているあのスイセンである。

 

 

 

当然であるが意図的にスイセンをニラと一緒に植えるはずもなく、今思えばいつだか庭のどこからか土を運んできた際にたまたまスイセンの球根が混じっていたのかもしれない。

 

いずれにせよ今回花が咲いていたからすぐにスイセンだとすぐに気づいたけど、そうでなかったらうっかりスイセンの葉っぱもニラと一緒に刈り取っていたかもしれないのです。

 

ホント気付いて良かった!

 

 

では、本日の本題に移るとします。

 

そんな間違えやすいニラとスイセンですが、今まで何となく見分けれると自覚はしていたもののはっきりと違いを語ることはできなかったので、ちょうど良い機会だと思い、今後確実に見分けがつくよう実物をもとに違いを徹底検証してみることにしました。

 

そこで早速ですが、まずこの写真をご覧ください。↓

 

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違いが分かりますか?

 

もちろん山菜採りなどして目が肥えた人であれば一目瞭然と言うかもしれませんがどちらがニラでどちらがスイセンでしょうか?

 

結論から言うと答えは左がニラで右がスイセンなんですが、まずこれらを見分ける知識を得るためにネットを拝見して一般的な見分け方を学習することから始めました。

 

そこであらゆるサイトで共通的に載っていた見分け方は以下のとおりです。

 

① スイセンの方が葉幅が広く、草丈が高い。また、葉が厚みを帯びている。

② ニラには髭のような根っこになっているが、スイセンは鱗茎と言われる球根がある。

③ ニラはニンニクのような臭いがするが、スイセンは臭いはしない。

④ 葉の断面を見た際にニラは唇の用端をつぶした円のような形をしているが、スイセンはVのような形をしている。

 

とまあ、だいたいこんなところでしたが、これだけポイントを押さえていたら間違うことないんでしょうか・・・?

 

結論から言ってしまいますが、今回の実物検証の結果、以上の見分け方では決定打に欠けており不十分であるように感じました。

 

では、そのように思った理由を1つ1つ当たってみます。

 

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まず①についてですが、上の写真のような大きく育ったスイセンであるならまだしも先の写真のようにニラと同等の草丈や太さのものもあるのでこの特徴はあまり当てにならない。

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続いては②についてですが、スイセンに球根があるのは明白である一方、写真のニラのように見た目が球根のような形をしている個体もあるので決定的な違いとは言えないのではないか。

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③については、葉や茎をすり潰してお互いの臭いを嗅いでみたところ、ニラはニンニクのような香りがしてそれとすぐに分かるのだが、ニラの臭いを嗅いだ直後にスイセンの臭いを嗅いだ場合、ニンニク臭で鼻が麻痺していたためなのか手にニラの臭いが染みついていたためなのか、いずれにしても似たような臭いがしたので違いを確実に判別することが困難でした。

 

f:id:northland33:20170529195404j:plain④は断面の形の違いを比較するものですが、この違いだけを100%当てにするのはやや危険なのではと思います。

なぜなら今回検証したサンプルでは何となく違いは確認できたものの、もしかしたら育った環境により中には丸みを帯びた茎を持つスイセンだってあるかもしれないからです。

 

以上のように検証の結果、幾分の違いはあるものの決定打に欠けるものだということがお分かりなんとなく頂けたでしょうか?

 

少なくとも僕が今後見分ける際の参考にはならなかったので・・・

 

そこで、他にきっと決定的な違いがあるはずだと僕なりに徹底的に葉先から根元に至るまで比較してみることにしました。

 

しばらくして、ようやくニラとスイセンの決定的な違いにたどり着きました。

あくまでもおそらくネットなどどこにも書いていない僕自身の見解ですが・・・

 

それはどこかというと・・・

 

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はい。

ご覧のとおり。

左がニラで右がスイセンなんですが、もうお分かりですよね。

 

そうです。

 

茎の中央が空洞であるか否かが決定的な違いであることが確認できました。

 

ただ、よくよく考えてみたらニラはネギの仲間なわけだし、ネギ同様何重にも皮?が重なって中心は空洞になっているもうなずけるかなと・・・。

 

 

今回実物を用いて検証にあたって一つ感じたことですが、ネットの情報ってサイトを作る際にお互い参考にしているためなのか(想像ですが)結局皆似たり寄ったりのことしか書いておらず、何か肝心なことが抜けていることもあるんだなぁということでした。

 

いずれにしても今回検証したことによりたかがニラとスイセンの違いとは言え新たな発見ができて良かったかなと・・・。

 

 

さて、ニラを確実に判別できるようになったのでニラ玉でも作って美味しく頂くことにしました。

 

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ごちそうさまでした。

 

最後に・・・

今回の検証は僕自身の見解ですので、一般的な見分け方を基本とし、あくまでも参考の一つに留めていただければ幸いです。

 

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