白銀荘に泊まった翌朝は、朝食前に一人三段山に登ることにしました。
三段山といえば言わずと知れた山スキーのメッカであり、何といっても雪質が最高なんですね。
ちなみに今回は10年ほど前に登って以来の2回目となります。(過去登った時の写真は最後に)
登山と言っても2時間程度と限られた時間だった(朝食前に戻ってくるため)ため、登頂することが目的ではなくて8時ごろまでに戻ってこれるように行けるところまで行くといった登山となりました。
宿泊者のみんながまだ寝静まっている5時頃起きて登る準備に取りかかりました。
吹雪いていたり天気が悪ければやめるつもりでしたが、雪は止んで視界も悪くなさそうだったので登る決心がつきました。
ちなみに夜明け前なのでこの日僕が一番乗りです。
久しぶりにボードをかついで登ります。
それこそ前回の三段山以来かもしれません。
明るくなるのを待って出発です。
踏みしめるだけで雪質の良さが感じられます。
6時登り開始と。
それじゃ行ってきまーす。
横を見てみると極寒の中、1はりのテントが・・・
スキーが立てかけているってことはおそらく人が寝てんだと思うけど。
宿が目の前にあるのにあえて野宿とは・・・かなり強者ですな。
白銀荘からしばらく登ったあたりは比較的開けた斜面となっており、ここはリフトなどの施設は一切ないけど三段山スキー場と言われているのです。
もちろん圧雪も入っていないので、最初からバックカントリーといったところでしょうか?
トレースをたどって歩けばほとんど沈まずにサクサク歩けるんだけど、いったんトレースから外れてしまうとこんな感じでスノーシューを履いていても埋まってしまうほどフカフカな雪なんです。
三段山の山名は斜面が3段になっているのに由来しているそうで、この斜面は1段目かな?
一段目より初めてのスマホ自撮りです。
写真じゃ伝わりにくいけどけっこうな急斜面なんです。
アカエゾマツにびっしりとまとわりついた雪が迫力ありますね。
まさにスノーモンスターといったところでしょうか?
高度を上げていくと森林限界に近づき白樺なんかの低木がぽつらぽつらと生えています。
6時ちょうどに登り始めて1時間半経過したころ、ガスってきてしかも横風のせいでそれまで頼りにしていたトレースが見にくくなってきたため、ここらで引き返すことにしました。
もちろん三段山はスキーとしてだけでなく、山登りとしての魅力もあり、晴れていれば十勝岳、富良野岳など景色がとても良いのですが、全くと言っていいほどそれらの山はガスって見えないので、さっさと見切り付けることにしました。
さてと・・・
ボードをおろして履いてきたスノーシューをリュックに積んで下ることとしますか。
準備オーケー!
山登りの疲れはこの斜面を見れば一瞬で吹き飛びますね。
パウダー最高です。
ちょこっとだけスマホで撮影してみましたが、やはり手に持っての滑りは体のバランスがかなり悪く安定しませんね。
いつかゴープロ欲しいな。
1時間半登って、下りはたったの10分ほどとあっけないけど気持ちいい早朝登山とパウダーランでありました。
このころになって、駐車場ではたくさんのスキーヤーが登る準備していました。
いったん白銀荘に戻り、朝飯どんな感じか聞いたら子供らはテレビに夢中でご飯どころではないようだったので、その隙にもう一つの楽しみでもある吹上露天の湯へと行ってきました。
白銀荘から300mほどのところに吹上露天の湯があります。
真冬でもきれいに除雪してあるんですね。
ちなみに昨年の夏以来となります。
登山で汗をかきそのあと体が一気に冷えたんで、こんな時は温泉が最高ですね。
ホントきもちー。
なんか、すごい。
↓おまけ(10年前の三段山登った時のやつ。この時景色が最高でした。)