おそらくハイエースに乗っている人の多くが抱えている悩み?としてタイヤハウスの内側への張り出しによる積載効率の悪さがあげられると思います。
というのはタイヤハウスが内側に20センチ近くまで張りだしているせいで荷台のフラット面がどうしてもいびつな形になってしまい、コンテナなど箱モノが効率よく積めないからなのです。
実際のところ僕のハイエースでは、左側にベッドを設けているため、右側のフラット面は60センチほどの幅しかなく、コンテナが縦2列で積めないのが現状であります。
そんな形を解消するためにハイエースでは標準装備としてジャストローのタイプもあるわけですが、今さらジャストローに仕様を変えるつもりもないので、いっそのこと使い勝手の良いように自分で設計してジャストローにしてみようと思い立ったわけです。
自分で作ると言っても自身工作は得意でも何でもないので、いったいどの材料を使えばキャンプ道具などの相当な重量にも耐えれるのか、また、どのように設計すればどんな用途の可能性があるのかなどがすぐには浮かばず着工まで設計にけっこうな日数を費やすこととなりました。
そして・・・
さんざん思い悩んで作ったのがこれ。
強度を重視するのであれば支柱を左側のベッドと同じように金属パイプで作るのが理想でしたが、問題としては、重量がかさんでしまうことと、コストがかかってしまうこと、そして何よりも既存のベッドのように溶接する技術を持った人が今は身近にいないことがあげられることから金属で作るのは断念しました。
ちなみに溶接しなくてもいいように工事現場の足場を組む単管で作るのも考えたのですが、重量とコスト面で断念しました。
では金属がだめなら木材で作ったらどうかと考えたところ、重量面、コスト面、技術面では一応何とかクリアできたのですが、最大の問題点としてやはり強度面の不安でした。
なので、あらゆる重量にも耐えれるように支柱の十分な確保やコンパネがたわまないような補強により問題点をクリアさせました。
ちなみに使った材料はコンパネとタルキ(小タルキ含む)のみなので、重量は片手でも持てるぐらいに軽く仕上がり、また、コストと言えばコンパネがだいたい1600円ぐらい(ジョイフルAKでのカット代が450円)でタルキが全部で1000円ちょっと?、これに加えてちょうど良い長さのビスを買ったのを合わせて合計3000円ちょっとだったと記憶します。
そして、肝心な技術でありますが、作業自体はビス止めぐらいなので着工してからはそんなに時間はかからず大した技術は要しませんでしたが、何といっても荷台の寸法を計り設計図に起こす作業には多くの時間を費やしました。
木材ゆえに強度面に気を配りました。
ポイントは、安定した足場の確保と頑強な板にすることでした。
邪魔だったタイヤハウスの上はフラットとなりました。
おかげで荷台のスペースが有効活用できることとなり、コンテナはかつて縦1列しか置けなかったのが2列が可能となりました。
これで積載効率が格段にアップするはず・・・。
本製作の目的はあくまでもジャストローにすることによる荷物の積載の効率化でありますが、下段の空いたスペースも当然有効活用したい考えの設計となってます。
高さ20センチコンテナが余裕を持って収納可能となってます。
その他色々と収納を試してみました。
これはキャンプチェアとテント。
七輪も・・・
そして、ロッドケースも入ります。
その他まだ試していないけど、おそらくスノーボードやスキー板も収納可能だと思います。
あとは、走行する際のガタツキが心配でしたが、何十キロ走行した結果、フッキングしなくてもガタつかず安定していたのでとりあえず安心しました。
今週末は、天気も割かし良く暖かそうなので釣りに出かけようと思います。
なので、さっそく積載を試せそうです。
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