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羊蹄山登山記-3 感動のご来光、そしてついに頂上へ!

羊蹄山登山2日目、朝3時になると真っ暗な避難小屋の中が慌ただしくなってきました。

というのも小屋に宿泊するほとんどの人がご来光を見るために頂上に向かう準備を始めていたのです。

もちろん僕らも今回の登山の大きな目的の一つであるご来光を見るためにみんなと同じように3時に起きて準備を始めました。

何といっても意外だったのが、気持ち良さそうに寝ている息子に向かって「起きろ!ご来光見に行くぞ!」と声をかけたら一発で起きたことでした。

子供なら誰でも寝ているところをたたき起こされたら、きっとわめくだろうと予想はしていたんですが・・・

とりあえずホッとしましたね。

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荷物なんかは前の晩に済ませておいたので、トイレを済ませた程度ですぐに頂上に向けて出発する準備ができました。

避難小屋の前には、これから出発しようとする人が数名いました。

3時半ごろ真っ暗な中を出発しました。

ちなみに気温はかなり冷え込んでおり、おそらく一桁台だったと思われます。

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ライトの明かりを頼りに頂上を目指して歩いていきます。

避難小屋から頂上に向かうルートは倶知安コースまたは真狩ルートを使うこととなりますが、真っ暗なので安全を優先し慣れた真狩コースを選びました。

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4:05、お釜の分岐に到着しました。

これまでは、登りが中心でしたが、ここから先は、お釜の周囲の比較的平坦な道を半周ほど歩いて頂上を目指すことになります。

その前に、ちょい休憩。

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4:10ごろ、東の空が少しずつ明るくなってきました。

といっても、まだまだ足元は真っ暗です。

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4:40ごろ、ご来光がきれいに見れそうな場所に到着しました。

少しずつ東の空が赤くなってきましたね。

ここに来る前は、みんな頂上など1か所に集まって、そこからご来光を眺めるのかなと思っていましたが、実際は各々散って自分なりの絶景ポイントを見つけてご来光を待ち構えておりました。

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ご来光の反対側では、満月が雲海に沈む前でした。

これまた、なかなか見られない光景です。

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ご来光まであと少し!

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5:02、そして、ついにご来光が!

思わずおーーーっと!叫んでしまうほどの絶景を見ることができました。

大げさかもしれないけど、今までの人生の中でこんなに日の出に感動したことはないですね。

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そして、息子は僕みたいにきれいだとか叫んではいませんでしたが、昇る朝陽をみて何か感じたのでしょうか?

とにかく、しばらく無言のままでした。

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昇る朝陽を見ながら今度は頂上を目指してお釜の周囲を歩いていきます。

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頂上に行きつくまでに何度も岩場を乗り越えていきます。

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山頂までもう少し!

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山頂の標識も見えた!

がんばれ!

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5:30、ついに山頂(1898m)に到着しました!

ここにたどり着くまでの間、息子の疲れはおそらく限界に達しているはずだろうと思いましたが、疲れて歩けないとか、眠いとかの文句を全く言わなかったのは褒めてあげたいです。

また、このような辛い思いしてやり遂げた達成感というものは、おそらく一生息子の記憶にとどまることでしょう。

とにかくお疲れ!

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ご来光で景色は十分すぎるほど楽しんだので、頂上での余韻にひたる間もなく、避難小屋に戻るため折り返しました。

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改めてお釜をみるとかなりでっかいですね。

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倶知安の街並みを眼下に見ながら歩いていきます。

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避難小屋までは、倶知安コースを通って帰りました。

アップダウンもないので楽でした。

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倶知安コースからはニセコ連山や・・・

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日本海の眺めがとても良かったです。

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6:40ごろ避難小屋に戻ってまいりました。

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避難小屋の前の鐘を鳴らして、「ただいまー」と。

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避難小屋に到着するタイミングで山から太陽が顔を出し始めました。

朝一の運動のおかげか空腹がピークを達しておりました。

次回は、下山して温泉に立ち寄ったことなどを書きたいと思います。