約6時間の登山を経てようやくこの日の目的地である羊蹄山避難小屋へ到着しました。
この建物は2013年秋に建てられた割と新しい建物でありますが、収容人数が40人と旧避難小屋に比べると収容人数が大幅に少なくなったようです。(予算が相当減らされたのだとか。)
新しい避難小屋はこの旧避難小屋に隣接して建ってます。
管理人さんの話では、そのうちこの建物は取り壊されるそうです。
この日の寝床は2階のベッド?となりました。
僕らの到着は割と早い方だったので先着順でベッドを選ぶことができましたが、この日は激込みとなったため遅く来た人たちは、床が宿泊客の寝床で埋め尽くされていました。
避難小屋から毛布と寝袋を借りて僕たちの寝床をつくりました。
一人あたりの幅は5~60センチといったところであり、さすがに窮屈感がありました。
この日は混み合うのでしょうがないです。
寝床の準備を終えたら時間はまだ15時半ごろでしたが、外に出て早めの晩ごはんの準備に取り掛かります。
その前に楽しみにしていた缶ビールを1本を飲み干しました!
もちろんキンキンに冷えたビールとは言えませんが、山の景色を見ながらのビールは最高ですね。
この日のメニューはカレーにしました。
もちろん調理いらずのレトルトですが。
ご飯とカレールーはあらかじめ家でボイルしてきたので、ここでは加熱する程度で大丈夫です。
ちなみにちょうどいい大きさで軽めの鍋をホーマックで500円ぐらいで見つけたので買ってきました。
もちろん、かさばるのは仕方がないといったところですが・・・
カレーの他にサンマ缶とスープもあり、山の上では僕たちにとっては最高のごちそうでありました。
いつもと違った食事にも息子は満足したようです。
食事を終えしばらくするといよいよ日没の時間帯になってまいりました。
この日は雲海が広がっており夕陽はこの雲海に沈んでいきます。
宿泊客はみなこのきれいな夕陽に見入っていました。
今年は、島牧で日本海に沈む夕日に感動しましたが、この雲海に沈む夕陽はそれ以上のものとなりました。
山に登った人だけが見ることができる最高の贈り物といった感じですね。
太陽が沈んだあと、真っ暗になる頃までしばらく管理人さんら数人と会話を楽しんでおりました。
また、ここならではの楽しみの1つであった満天の星空ですが、この夜は満月で明るすぎたためか都会とほぼ変わらないほどの見え方でした。
ちょっと残念でした。
だいたい7時半ごろには、翌朝に備えて就寝することにしました。
さすがに山の夜は早いです。
次回は、今回の目標であるご来光と登頂について書きたいと思います。