畑を何年かやっていてよく耳にする「不耕起栽培」という栽培の方法ですが、耕さないで野菜は根を十分に張り育つことができるのだろうか?などなどこんな疑問が前々からありましたが、以前近所の図書館で見つけた「家庭菜園の不耕起栽培」(水口文夫 著)と「これならできる!自然菜園―耕さず草を生やして共育ち」(竹内 孝功 著) を借りて読んだら何となくやってみたいと思いました。
しかし、もともとが半信半疑な栽培方法で、うちの畑ですべてをやるのにはリスクが大きいと思ったので、とりあえず今年は畑の一画で空いたスペースを利用してそれを実践してみることにしました。
あくまでも今年は不耕起栽培における生育状況のデーを取ることが目的であるのと、また、スペース小のため仮に失敗しても損害は大きくないのでちょうどいいと思います。
さて、不耕起栽培をする場所ですが、春先から混植して育てていた水菜、ほうれん草が終わったので、これの野菜を根っこから抜かず、草刈のように鎌で刈り採りました。
そして、ここへ育てていた(不耕起栽培のためにというわけではないけど)枝豆の苗を植えることにしました。
枝豆の苗を植えるときにシャベルで植穴をいつものように掘りますが、当然といえば当然ですが水菜やほうれん草、ハコベなどの雑草の根が張り巡らしていました。
ホントにこんなところに植えても問題ないのか?
なんてかなり不安はありましたが、本などによると刈り取った植物の根が分解して、ここが根穴構造となりこの隙間を利用して後作の野菜の根が張りやすくなるそうです。
まあ、いずれにしても試してみる価値はあるので、結局枝豆の苗十数本の植え付けが完了しました。
それでは今後の生育をみていこうと思います。
草を刈り取った直後の様子。
普通だったら刈り取った草はどけ、鍬で耕すのですが・・・
不耕起栽培は、この状態で次の野菜を育てます。
今回不耕起栽培で準備したのが枝豆です。植え付けの適期となっています。
ちなみにトウモロコシの苗は、ほかのところで植える予定だったので不耕起栽培はしません。
枝豆すべての植え付けが終わりました。
見た感じ刈り取った草と同化してどれが枝豆か分かりません。
ちなみに、刈り草や残された根が早く分解するようにと、春先から作っていたボカシ肥料を表面に撒きました。
アップで見てみるとこんな感じです。