一体いつの話しているのよっ!
と思われるかもしれないけど今回も引き続き2週間前に行った羅臼の旅に関する話をさせてもらいます。
ホントは記憶がまだ鮮明なうちにさっさと書いておきたかったんだけど、何せ撮った写真の枚数も結構あって選別するだけでも大変な作業だし、いつも記事を書きたい気分とは限らないので、ずるずると時間が過ぎ気付いたら行ってから2週間が経ってしまったのでした。
ということで長らく羅臼の旅について書き続けておりましたが、今回が最後となりました。
あとちょっとだけお付き合いを。
前回は思いのほか厳冬期に初めて訪れた野付半島がかなり良かったという話をしましたが、今回はこれまた初めて訪れた鶴居村でタンチョウを見に行った話をします。
実は今回の旅はあくまでも知床が目的地だったんで、タンチョウを見る予定は特に無かったんだけど、思ったよりも早く釧路まで来たんで、鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリと言われるネイチャーセンターに電話で問い合わせしたところまだタンチョウは集まっているとのことだったので、これはチャンスと思い若干遠回りでしたが立ち寄ることにしました。
ここが鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリというところ。
数あるタンチョウを見れる場所の中でもとりわけ人気高いようです。
せっかく来たんで館内をさっと見て回ったあとは、お目当てのタンチョウを見に外へ・・・
まず驚いたのが見物客の多いこと。
見物客というよりほぼほぼカメラマンでした。
みな会話を一切せず(鶴に配慮しているからなのかは分からないけど。)じっとシャッターチャンスだけを狙っているようで、ある意味殺気立っているように感じられちょっと異様な雰囲気でありました。
とにかく聞こえてくる音とは、パシャパシャといったシャッター音だけ・・・
そんな中、安物のカメラを持った僕はほんの隙間に入れさせてもらいましたが(状況が状況だったのでかなり丁重に断りを入れたんだが・・・)、当然のごとく?横にいた人からはあまりいい顔されませんでしたけど・・・
それでもタンチョウを初めて間近で見ることができてとても良かったです。
また背景のカラマツとタンチョウの色のコントラストがありここは写真を撮るにはいい場所かも。
おっ?
何やら2羽のタンチョウがじゃれ合っているようです。
したら・・・
2羽とも羽を広げて踊りだしました。
これが求愛ダンスと言われるものなんだろうか・・・
何だか面白いのを見た。
夕方が近くなると集まっていたタンチョウは何組かのグループになって寝ぐらに帰っていきました。
と、こんな感じで初めてタンチョウを見てきたんだけど、何となく心に引っかかっているものがあり・・・
それは何かというと、この界隈で見れるタンチョウはほとんどがこうした給餌場においてなんだけど、当然として動物園みたいに飼っているわけではないので野生と言って間違いないんだと思うけど、なんか雰囲気的に動物園に似たように感じられるのは僕だけでしょうか??(気のせい?)
とはいっても野生のタンチョウはここらでしか見ることができないので、今回はいい経験をしました。
もちろん、子供らにとっても。
今回の羅臼旅は初めての流氷、初めてのバードウォッチングなど初めての経験がたくさんありとても思い出に残る旅となりました。
帰ってきた時はちょうど走行距離が1000kmを超えたところでありホントに走ったなぁという実感がありました。
そうそう。
今回食事やら宿泊やら船の手配やらとお世話になりっぱなしのYさんの奥さんからは、帰り際「持たすの何もないけどこれ持ってきな。」と言われて頂いたのは羅臼昆布でした。
そのうち何か違った形で何かお礼をさせてもらおうと思います。
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